スーツケースは一般的にハードタイプ、ソフトタイプの2種類にわけられる。ハードタイプというのは素材が樹脂製のもので弾力性があり固いもの。みなさんがよく見るスーツケースがそれです。もうひとつはソフトタイプ。布製のキャリーバッグですね。今回はハードタイプのスーツケースに絞ってボディの加工の違いを教えます。どちらが好みか、よくご覧になって購入の検討材料にしてみてください。
鏡面タイプ
素材はABS樹脂とポリカーボンの2つの素材を使っているのが一般的。今ではほとんど見られないけど、この鏡面加工タイプのスーツケースで素材をABS樹脂だけで製造販売しているところが結構あったんだよね。もしかしたら今でもあるかもしれない。そういうスーツケースは要注意。
スーツケース表面が車のボディのようにピカピカしているタイプ。呼び方は決まっていないが、鏡面加工、ミラー加工等と呼ばれています。今人気の鏡面加工スーツケースはこちら
なぜか?ABS樹脂だけだとキズがめちゃくちゃ入りやすい。ABS樹脂とポリカーボンを使っていると、これ厳密にいうとABS樹脂でボディーの形成をとり、着色したあとにポリカーボンの素材を上から貼り付けるというイメージなんだよね。だからポリカーボンの素材を使っていないと、保護シールみたいなものが全くない状態なんでABS樹脂むき出しのまま使用すると、驚くほど傷が入るんだ。購入する際は念のために素材をチェックしておこう。ポリカーボンは傷防止もあるけど、一番は強度が高いんだよね。ABS樹脂より高価になるんだ。でも、しなりがABS樹脂よりあるためポリカーボン100%のスーツケースはあんまりないんだ。ある程度かたさがあるABS樹脂とポリカーボンの組み合わせが現状あっているんだよね。
鏡面加工のスーツケースのメリット、デメリット
鏡面加工スーツケースのメリットは、かっこいい!これだよw本当に。もっというとターンテーブル時で見つけやすいとかもあるかな。ファッション性はこのタイプのスーツケースにしかない。スーツケースをファッションの一部として楽しみたい人にはお勧めする。
もう一つのメリットはステッカーが貼りやすい。スーツケースにステッカーを貼る人は結構いると思う。旅の思い出に旅行先で買ったステッカーや、好きなアーティストのステッカー等さまざまだよね。これもかっこいいのもあるし、ターンテーブル時で見つけやすい、間違われないようにするという意味もある。ステッカー等を貼る人、貼る予定がある人は鏡面タイプのスーツケースをおすすめします。
逆にデメリットはあるのか?うん。あるよ。勘のいい人は気づいているかもね。そうキズが付きやすい。厳密にいうと傷がつきやすいというか目立ちやすいと言ったほうが正しいかな。
上で説明したように鏡面加工のボディーは車のボディーのイメージでいい。車に引っかき傷をつけたら目立つでしょ?イメージはそれと同じ。しかしスーツケースは一度使うと無傷で旅を終えることなんて不可能。なんなら年に何度も旅行に行かれる旅慣れている方のスーツケースは傷だらけ、ステッカーだらけで逆にかっこいいと俺は思ってる。しかしこれは人それぞれなんで、傷を最小限におさえて綺麗なスーツケースのまま使いたい人には鏡面タイプのスーツケースはおすすめ出来ない。
あと、鏡面加工は鏡だから割れやすいの?っていう人が稀にいるけど、全くそういうことはないから安心してほしいw鏡ではない。鏡面加工だから大丈夫です。割れませんw
マットタイプ
スーツケースの表面がざらざらしているタイプ。マット加工、エンボス加工等で呼ばれている。正式な呼び方はこちらもない。スーツケースといえば、これという王道のタイプではないだろうか。今人気のマット加工スーツケースはこちら
こちらも鏡面加工と同じく素材はABS樹脂とポリカーボンの組み合わせが一般的。このマットタイプは今でもABS樹脂100%で製造販売しているところも結構みうけられる。値段は若干高くなるけど購入するならやっぱりABS樹脂100%よりポリカーボン配合しているほうがおすすめ。理由は上で説明した通り。強度もあがるし傷もつきにくいからね。
なぜこのタイプはABS樹脂100%があるのか?理由は傷が目立ちにくいから。コストを抑えるためにポリカーボンを配合せずABS樹脂100%で製造しているんだ。これは決して悪いことではない。コストダウンの役目があるから一回使用出来たらいいっていう人は安ければ安いほどいいからね。
マット加工のスーツケースのメリット、デメリット
メリットは先に書いてしまったけど鏡面加工に比べると傷がつきにくい。厳密にいうと目立ちにくいということが一番のメリットだろう。汚れが付着した場合もタオル等で簡単に拭き落とせるというところもメリットになる。傷をなるべくつけずきれいなまま使用したい人にはこちらのマットタイプのスーツケースをオススメする。
デメリットは表面に凹凸が無数にあるからステッカー、シール等を貼った場合はがれやすいというところ。ステッカーをメインで貼りたい場合は鏡面タイプのスーツケースをおすすめしたい。またマットタイプは流通数が多く、老若男女使えるカラー、ブラック、ネイビー系は特に多くターンテーブル時で間違って持っていかれることも注意したい。奇抜なデザインではない場合は明るめのカラー等がいいかも。仕事柄落ち着いたカラーを使う場合は、スーツケース専用のベルトを巻く等して他のスーツケースと一目見ただけで違いがわかるようにしておくことをオススメする。
以上今回はハードタイプの表面の加工の違いを説明しました。どういう風に使うのか、使いたいのかによって、どちらのタイプを購入したらいいのかヒントになったと思います。
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