OKOBANって知ってますか?スーツケースを購入したことがある人ならなんか聞いたことあるな?って思う人もいるだろう。OKOBANとはTravel Sentry社が提供するサービスの一つ。そう、TSAロックを提供した会社なの。今スーツケースのロックにほぼ採用されているロックシステム。このTSAロックに関しては別記事で紹介する。今日はOKOBANについて書いていくね。
OKOBANの意味とは?
OKOBAN(オコバン)とは、日本の交番の響きをとってつけられた名前なんだ。これはTravel Sentry社の当時ジョン会長から直接聞いた話だから間違いない。今から15年くらい前かなもう少し前だったと思うけど、日本へ来られた時に色々と案内しながらお話したんだ。とっても気さくな人で日本が大好きという親日家でした。その日本の交番。物を落としたら交番へ行くと拾った人が届けているから見つかる。という仕組みにとても感動されてこのOKOBANを作ったみたいです。ちょっとした小話だけど、ジョン会長は当時TSAロックの普及と合わせ、このOKOBANも世界中で広めたい一心で日本にやってきて我々にプレゼンしてくれた。とても忙しい人で、車の移動中は数秒でいびきかいて寝てたw移動中は睡眠時間なんだなーって思ったよwちなみにジョン会長はオコバンをオ、コーバンと発音していたよw
話はずれたけど、このOKOBANはシールにシリアル番号が印字されており、そのシールをスーツケースに貼り付けておくとロストバゲージした際に荷物が見つかるという仕組み。スーツケースに限らず、今ならスマホ、ノートパソコン等なんにでも貼っていい。販売単価は店舗によりバラツキはあるけど、1枚ラベルキット500円程度なんで心配な人は数枚買って海外旅行する時はスーツケース、スマホに貼り付ける人もいるでしょう OKOBAN販売一覧
と、ここまでいいことだけを書いてきたけど、実際はどういう仕組みで紛失した物を探し出して届けてくれるのか?説明していく。
OKOBANの仕組み
今までの説明を聞くとめちゃく便利で安価だから念のために買っておこうとなる。どういう仕組みで紛失したものが見つかるのか?GPS機能みたいなものがついていて、スマホのアプリで見つかるのかな?って今の人たちはきっと想像しているはず。このOKOBANが提供されたのは今から約15年前くらい。当時にそんなシステムがあったと思う?あったけどwそんなたいそうなものじゃない。思い出してくれ、ジョン会長が言った言葉を。日本の交番が素敵だから作ったOKOBAN。そう、これは拾った人が善意で落とした人に届ける仕組みになっているんだ。
わかる。みんなそうなるwなんそれってなるwわかる。言いたいことはわかるから一旦落ち着け。もっと詳しく説明するね。
OKOBANの登録方法
まずはロストバゲージに関して伝えたい。月間で世界中の空港内で200万台近くのスーツケースが紛失して所有者の手元に戻ってこないケースは月間で5万台にのぼる。この5万台は完全に紛失した状態なのだ。想像していたより多いね。そこでTravel Sentry社はOKOBANを使って少しでも所有者に戻るようサービスを提供したんだ。
OKOBANには12桁のUIDコード(固有ID)が割り振られています。このコードをOKOBANのサイトで購入者は登録をします。氏名、住所、連絡先メールアドレス等。
空港内での紛失の場合は空港職員がOKOBANの存在を知っているので高確率で連絡が来ると思う。空港外だと、拾った人がこのOKOBANの存在を知らない場合全く意味のないことになる。
拾った人は同じくOKOBANのサイトで12桁のUIDコード(固有ID)を入力して所有者と連絡をとりあい荷物を受け渡すという流れ。正直、これはかなり厳しいよね。空港職員以外はまず無理だろう。
しかし空港内での紛失に限ると結構使えるかもね。と、思うのが正直な自分の感想でもある。そうなると金額に見合っているんではないかな?と思う。数年前Travel Sentry社の社員の方とお話しさせていただいた時にはアプリ等を使いもっと簡単にやり取りできるサービス展開を開発しているとおっしゃっていたので今後もっと使い勝手のいいサービスになっていく可能性もあります。
海外旅行で念のためのお守り感覚で登録しておくのは全然ありだと思います。
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