前回記事にしたプロが教えるファスナータイプの危険性とは？で書いたファスナータイプのスーツケース。今回はセキュリティー万全に見えるフレームタイプスーツケースのことを書いていこう。
フレームタイプのスーツケースとは？
広く一般的に販売されているスーツケースの一つ。ハードタイプのボディをアルミフレームでつないで両サイドのロックで施錠するもの。セキュリティー面だけでいうとファスナータイプより高くなるのは事実だろう。
このタイプのスーツケースは実は日本人が好むスーツケースで海外へ行くとほとんど見ることはない。海外はファスナータイプ、ソフトキャリーケース（布製）が主流なんだ。だから海外へ行くとフレームタイプのスーツケースは日本人が持っているものと判断がつきやすく、もしかしたら悪い連中からは狙われやすくなっているのかもしれない。
しかし、これから海外旅行へ行く人へ覚えておいてほしいのは、スーツケースには絶対に！貴重品はいれないこと！これは基本だからね。貴重品は必ず身につけるか手持ちが基本。スーツケースには衣類とお土産だけをなるべく入れるように心がけよう。
ちょっと話はずれたけど、フレームタイプのスーツケースの安全性に関しては、ファスナータイプに比べてナイフ等で、切られることがない安心感は確かにある。
しかし一つ伝えておくと、悪いことをしようとしている連中から万が一狙われたら、それはファスナータイプ、フレームタイプ関係なくやられる。フレームタイプもバールでこじ開けることは可能だし、なんならそういう悪い人達はスーツケースごと持っていくよ。結論どっちも同じなんだ。
ただ、それでもナイフで切れないからフレームタイプがいい！っていう人は多数いるんだ。販売管理していたときお客様と対話しながらスーツケースの説明していると、今書いている内容そのまま言っても、いや！ファスナーは心配だからフレームがいい！って言う人は必ずいるよ。それを違う違う！とは、言わない。好みの問題もあるからね。ただフレームタイプのスーツケースで注意する点がひとつあるならこれだね。
フレームタイプスーツケースの落とし穴
現在、販売されているフレームタイプのスーツケースは数年前に比べると本当にクオリティーがあがっている。数年前なんてフレームの変形でかみ合わせが悪くなった。という修理は数えきれないほどあった。もちろん、今でも正直そこまでクオリティー高くないぞ。と、思われるスーツケースもあるのは事実。
で、本題に戻るけどフレームタイプを航空会社で預けてターンテーブルから受け取った時、フレームが変形して鍵がかからず、ケースが開いた状態で回っているのを見たことがないだろうか？あんまり見ない光景だけど、実際結構あるんだよね。そう、クオリティーが低いフレームタイプのスーツケースはフレームが変形しやすく、変形したら素人の人たちはその変形を戻せないから蓋がしまらなくなり、鍵もかからず大変な思いをすることがあるんだ。これはファスナータイプにはない問題。
海外の航空会社はスーツケースの取り扱いがひどいから破損等しやすい。正直どんなにいいスーツケースを使っていても運が悪かったら一回の利用で破損させられることもある。これが品質の悪いスーツケースだったのか、運が悪かったのか。正直わからないよね。航空会社の取り扱いでスーツケースが破損したときは保険が適用される。これはまた別記事で書くね。書いたらリンクはるよ。
店頭で販売されているフレームタイプのスーツケースの選び方
一番簡単にわかりやすいところはスーツケース自体の密閉性。両サイドをロックした状態で遊びが少ないもの。閉まっている状態でケース本体を開けようとするともちろん開かないよね？その時のガクガク感が少ないもの。遊びが少ないというけど、わかるかな。多少はあるけど、ひどいスーツケースはガチャガチャ音をたてるくらい遊びが大きい。こういうものは購入を控えよう。
すでにかみ合わせが気持ちしっくりこない。これは難しいかな。感覚的なものがあるからね。自分はもう数えきれないほどスーツケース触ってるからすぐわかるんだけど。というか、見た目でフレームの強度はだいたいわかる。作りが雑ｗ 設計が単純すぎてこれはダメだなとわかるけど説明がめちゃくちゃ難しい。
フレームタイプだから安心と思って安易に購入すると品質があまりよくない物を掴んでしまうかもしれない。自分が安心してオススメ出来るフレームタイプを製造するスーツケース工場は数社しかしらない。他はもうどんぐりの背くらべ。あとは粗悪品。安いフレームタイプのスーツケースを買うぐらいなら、同値段のファスナータイプのスーツケースのほうが自分はおすすめ出来るかな。簡単に見分けるならフレームの溝が深いものがかみ合わせがしっかりしてガタツキがなくいいよ。フレームタイプのおすすめスーツケース 見比べてフレームの溝が深いタイプのものを選んでみよう。
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