スーツケースは消耗品と考えてください。上手に使うと10年以上使えますし、メンテナンス、使用方法を間違うと数回の使用で壊れることもあります。今回は意外と知らないスーツケースの使用方法と自分で修理出来るパーツ等を教えますね。
意外とやってしまう間違ったスーツケースの使用方法
キャリーハンドルを伸ばした状態でスーツケースを引いている際、少しの段差がある時にやってしまう行動。キャリーハンドルを持ってスーツケースを持ち上げてしまう行為。これはキャリーハンドルの故障の原因になるので絶対にやらないように。スーツケース上部に取って（ハンドル）がついているので必ずその取ってを使用して段差等がある場合はスーツケースを持ち上げてください。
キャリーハンドルはキャスターに次いで故障が多いパーツになります。使用に支障がきたさない場合はキャリーハンドルをなるべく長くださずに短い状態で使用するといいです。
ファスナータイプのスーツケースでよくやってしまう行為。面倒だからファスナーを少しだけ開いて荷物を取り出したりしていませんか？これファスナーを壊してしまう原因になるので面倒でもファスナーは一周ぐるっと綺麗に開けて荷物の出し入れをしてください。
スーツケースを運ぶ際傾けて2輪走行しますけど、出来るなら4輪走行がいいです。2輪走行になるとキャスターへの負荷が大きくキャスターの消耗が激しくなります。キャスターが取り外し出来るタイプのスーツケースは車のタイヤと同じように前後のキャスターをローテーションして使ってください。
スーツケースが故障してしまった場合の修理方法
個人で修理出来ないのはハードタイプの本体割れ、ひび。これは不可。愛着あるスーツケースだったり、お気に入りのステッカーを貼っていてどうしてもそのスーツケースを修理して使いたい場合は業者にお願いしましょう。自分が知っている有名で修理に特化している会社は第一ボディーさん。スーツケースならほぼ修理してくれます。詳しくはHpを確認してみてください。第一ボディーHp
スーツケースボディーのへこみ。これは結構な確率で直せます。必要な道具はドライヤーと、木製かゴム製の金づち。凹んでしまっているボディに熱風のドライヤーをあててボディーを温めます。温めすぎるとぐにゃぐにゃなってしまうので様子を見ながら温めてください。ボディを触って熱いなってなったらスーツケースの内側から凹んだ部分を木製かゴム製の金づちで叩きだしてください。数回行うとほぼ元通りになると思います。形は元に戻ったけど、色が落ちて樹脂の白い部分が見える時は同じくドライヤーの熱風をあててください。白い部分が消えていきます。
フレームタイプのスーツケースでかみ合わせが悪くなった場合。これは個人で修理するのは難しいけど不可能ではない。同じく木製かゴム製の金づちを用意。スーツケースを開けてまずはフレームの歪みを見てください。どこかが凹んだりしているんでかみ合わせがわるくなっています。その部分を見つけたら木製がゴム製の金づちを使ってフレームを叩いて調整する感じです。ちょっと難しいかな。
ファスナータイプのスーツケースでファスナーにひっかかりが多くなった時。ホームセンターに行くとシリコンスプレーというものがある。それをファスナーに直接スプレーするとスムーズに開閉できるようになります。面倒な場合は鉛筆の芯の部分をファスナーにこすりつけても大丈夫。同じようにロウソクでもできます。ロウソクをファスナーにこすりつけてください。
他、キャスター、鍵、ハンドル、キャリーバー等のパーツ類。これはスーツケースメーカーによって規格がバラバラです。互換性があるものがほとんどないんですよね。パーツ類は購入店舗へ連絡してみてください。基本的に自分で交換できます。交換出来るかの確認方法は、スーツケースを開けた時に荷物を入れる部分にファスナーが通っているものならそのファスナーを開けてみてください。そのファスナーは荷物を入れる場所ではなくメンテナンス用のファスナーになっています。ファスナーを開けると各パーツの裏側が見えるはずです。プラスのねじで固定されている場合はプラスドライバーでネジを外すとパーツが外れます。リベット打ちされていると正直やっかい。DIYが得意な人しかパーツ交換は難しいと思います。パーツの取り外しが出来るか確認出来たら購入店舗へ問い合わせをして破損した画像を送り、新しいパーツを取り寄せてもらってください。費用は店舗により異なるのでこちらではいくらくらいなのかはお答えできません。申し訳ない。
キャスター、ハンドル等は使用を続けるとどうしても壊れてします。消耗品のパーツなんで、使用頻度が高い人は購入前にパーツの取り換えが出来るのか、パーツの販売は行っているのかを店舗に問い合わせてから購入することをおすすめします。
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